真山の万体仏      (秋田県)  2014.03
        Photo by
 K . Umezu


寒風山から男鹿半島の入道崎の中間あたり、真山地区にとても不思議な小さなお堂があります。 伝承がはっきりしていないのですが、
三間(5.4m)四面のお堂の壁から天井にかけてびっしりと並ぶ木彫りの仏像は、全部で1万2千体あると言われています。
今までいろいろと変わったものを見てきましたが、ここまで数の多いのは初めてです。 とてもディープなスポットでした。

                                                 (使用機材:Nikon D800/Nikon24-70mm F2.8)


                                                                (編集&up:2015年12月)


なまはげ館に行く途中の道端にひっそりとお堂が立っています。 すぐ下に3台分の駐車場がありましたが、誰もいません…



中に入って驚きました。 狭いお堂の空間が、木彫りの仏像で覆い尽くされています。



一体一帯は小さなものですが、ここまで並ぶと圧巻です。 



彫り方はとてもシンプルです。 薄れていますが目鼻口も彫られています。 



良く見ると、着物に色が付いていたようです。 中央左側の仏様は赤く、右側は黒(茶?)に見えます。



誰がいつ何のために彫ったのか、それが分からないとは不思議な感じがします。



微妙があるのですが、みな微妙に違っています。



天上に近い部分は煤けて黒くなっています。



こんなおしゃれな像もありました。



顔の大きさもみな少しずつ違います。



一体一体に誰かが心を込めて彫ったもので、それがこの狭い空間に1万体以上もある…  とてもとてもディープです。  












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