大井川鐵道(おおいがわてつどう) (静岡県) 2010.03 |
Photo by K . Umezu |
以前から行きたかった大井川鐵道。(「鉄道」ではないんですよ!) 「鉄ちゃん」ではない私でも、「蒸気機関車」に「アプト式鉄道」と聞けば、一度は行かずにいられない場所…。 雨も何のその、撮りまくってしまいました。(あれっ?これって「撮り鉄」?) また、寸又峡(すまたきょう)なんて、地名でしか知りませんでしたが、本当に山奥深く、 秘境と言ってもいいような素朴な土地でした。…大変な苦労が良い記憶になりました。 SLにアプト式…。現存(そして運行)しているうちに、ぜひ一度訪れてみて下さい。 (そんな郷愁にひたってしまいましたので、画像処理も私にとっては懐かしい「エクタクローム」調に してみたつもりです。どこまで再現できていますか??) (使用機材:Nikon D700/SIGMA24-70mm F2.8) |
大井川鐵道 金谷駅。ここが出発点。 (右側のフェンスの向こうはJR線です) |
この日の金谷駅からの乗客は、早朝ということもあり1両に2〜3人。静かな出発となりました。 |
DDは、ディーゼル機関車です |
3つの川の合流(ここでは手前2つ)地点。灰色の流れと、緑色の流れが合流して音もなく流れていく。 |
始発の金谷駅から、途中1回の乗り継ぎを経て約2時間。やっとアプト式鉄道に お目にかかることができる。(線路中央のギザギザと車体側にある歯車を噛み合わ せることで、モーターでは登れない急勾配を登っていく。ゆえに「とてもゆっくり…」) |
こんな感じ。アプトは「ABT」。 |
すごいでしょ!運転席直後の特等席に座れてしまいました。 なんてたって、アプト区間は「たった10分だけ」。うーん、でも雰囲気満喫しちゃいました…。 |
長島ダムの放流風景。(アプト区間終点の「長島ダム駅」から、登るのがとってもイヤになるぐらいの坂をずっと下りた所…) 渦巻いてるし、緑色キレイだし、何かスゴイし(?)、とにかく下りてみました。 |
そりゃ迫力あります。とっても!! 渦巻いてるんですから、渦が! (そりゃ登りで足がツリますよ、足が!) |
さて、またアプト車両を連結して、これから寸又峡に向かいます。(この色が一番エクタっぽい感じ?) |
ブレが嫌いな私でも、旅ですからこんな写真も撮っちゃいます。 データみたら、シャッタースピード 1/13secでした。 |
寸又峡温泉までは、奥泉という駅まで戻ってから、さらに30分バスに乗ります。こんな不便な所、近年ありませ〜ん。 (さらにこの「夢のつり橋」までは、バス終点から30分歩きます…。 正直言って、体力あるうちに訪れた方が良いと思います) |
信じられますか? 私ですら「もういい加減にしてくれ」と叫びながらたどり着きました。何がって?さっきのつり橋を渡った直後にあったのは、 200段の階段。登るしかないと思って登ったけど、「もういい加減にしてくれ!」 |
上のカットとともに、この一帯を走っていた資材運搬用の森林鉄道の車両です。運転席は、人ひとりが乗れるだけ。 本当に小さいんだけど、人と歩んできた歴史をとても感じさせてくれました。(こんなタイムスリップをさせてくれたから「200段」は許します…) |
The scenery of Senzu Station (千頭駅) おぅ、やっぱり、これはモノクロームです。 |
同上 |
同上 |
客車列車 私が高校生の頃、ローカル路線ではまだ走っていて、わざわざ乗りに行きました。モーター(音)のない車両の、何と風雅なこと…。 |
モノクロームでも、昭和初期ぐらいの感じに…。 「ぼくのおじいちゃんが子供の頃にね…」っていう物語の雰囲気かな? |
SLはね、トンネル入るとね…。 |
ほーら、煙でこんなに煤けるんだよ。 (年月経つとこうなります) |
私は、個人的には、とっても懐かしいです。 その1 |
その2 (蛇足ですが、灰皿です。JNRです) |
その3 (蛇足ですが、栓抜きです…書いてあるか。でも栓を抜くには、ちょっとコツがいるんですよね) |
時代を越えて、たくさんの人に追憶と郷愁と、そして思い出をありがとう。感謝。 |
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