大和ミュージアム てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館) (広島県) 2011.04 |
Photo by K . Umezu |
広島県・呉は戦艦大和の故郷。 呉の海軍工廠で建造され、1940年8月に進水式を迎えた。 1941年12月に就役後、わずか3年4ヶ月後の1945年4月に鹿児島県沖の東シナ海で沈没した、史上最大の戦艦。 その呉に大和の1/10スケールの再現模型があると聞いて出かけました。 まず驚いたのは、JR呉駅を出てミュージアム向かう途中にある実物の潜水艦! 海上自衛隊の呉資料館、別名てつのくじら館(てつのくじら=潜水艦)で、 潜水艦の内部が無料で見学できると聞いてさらびっくり。 (使用機材:Nikon D700/Nikon 24-70mm F2.8) (編集&up:2015年8月) |
潜水艦「あきしお」です。 どーん!といった感じで見の前に現れます。 (のしかかられるといった方が正しいかも…) |
道路のすぐ横にこんな形で展示?されています。 左の建物が資料館で、ここから中に入ります。 |
資料館に入るとすぐに出てきたのがコレ。 何だと思いますか? そう、機雷です。 |
なぜ機雷の横に機関砲が? と思ったら、ワイヤーを切断して浮いてきた機雷を撃って爆発させるためとのこと。 |
20mm機関砲でした。 しかし銃で撃って爆発させるとは、結構アナログな感じですね。 |
資料館(潜水艦内部も)は、とにかく薄暗い! 分かりにくいと思いますが、天井から吊られているのは魚雷です。 |
DASHです。 これは護衛艦に搭載していた無人の対潜ヘリコプターで、魚雷2本を抱えて無線操縦で潜水艦を攻撃するものです。 懐かしいなぁ! |
資料館の3階から「あきしお」に入ります。 あきしおは全長76m、重さ2,000t! 2004年まで現役でした。 |
操舵関です。 艦の端の方にあり、とても狭いです・・・ この時代の艦は随分アナログなんですね。 |
潜水艦と言えば潜望鏡!? これが実物です。 |
士官公室です。 公室とは通常会議をしたり食事をしたりする場所です。 |
士官用ベッド。 3段ベッドでとても狭く、プライバシーありません… (「士」は一番下の位です) |
士官用トイレ。 右はシャワー室です。 |
てつのくじら館を出て「大和波止場」に行ってみます。 (右のガラス張りの建物が大和ミュージアムです) |
分かりにくいのですが、板張りのデッキは大和の甲板がイメージされています。一番奥が盛り上がった艦首、手前のブロックは対空砲、植木沿いには 主砲(なぜかタテ半分だけ…)がやはりブロックで表現されています。 (ドローンでもないと撮れない!) |
ミュージアムの1階に1/10スケールの模型が展示されています。 1/10とはいえ全長26.3m。 25mプールでも入りきりません! |
艦尾から見た大和。 スクリューは4枚です。 艦尾右側には偵察機用のカタパルトが見えます。 |
前部副砲と艦橋。 艦橋は13階建(甲板からは10階)で、高さは諸説あり正確には不明。 |
前部主砲と副砲。 主砲は世界最大の46cm砲、副砲は15.5cmだった。 |
建造当初は両舷にも15.5cmの副砲があったが、対空砲火強化のため撤去され片側3基の高角砲に換装された。 (その後さらに機関砲が追加された) |
主砲上や甲板にも機関砲が設置されているが、最終的な装備は正確に分かっていない。 (証拠となる資料が終戦時に焼却されたため |
後部甲板は、偵察機用のカタパルトが両舷にあり、甲板下の格納庫には6機が格納されたらしい。 |
艦側面の対空兵装。 甲板にあるのが25mm3連装機銃、中段の2連装3基は12.7cm高角砲。 (上段の2連装3基は私には分からない) |
前部甲板。 主砲は46cm3連装2基、副砲は15.5cm3連装1基。 |
艦橋・煙突を中心に隙間なく配置された対空兵装の様子が良く分かる。 しかしこれだけあっても航空機の攻撃は防ぎきれない。 |
大和の隣には「大型資料展示室」かあり、六二型の零戦、特殊潜航艇などが展示されている。 右奥は大和の主砲弾模型。 |
零戦は上の廊下から操縦席を見ることができる。 |
大和ミュージアムから見た「あきしお」。 やっぱりデカい! まさに「てつのくじら」だ。 |
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